リーディングは全て読むな!
みなさんがTOEFLリーディング学習でまず目指すべきことは、最初から最後まで一語一語読むという癖から抜け出すことです。
その癖を捨て、代わりに英語の文章が意味の単位ごとに構成されていることは理解したうえで、戦略的リーディングを利用してください。
みなさんがTOEFLのリーディングパッセージをより深く理解し、戦略的に読みこなすことができるよう、まず第一パラグラフから見ていきましょう。
TOEFLのリーディングパッセージの第一パラグラフは、記事の導入部と同じ役割を果たすものです。
そこでは、テーマが紹介され、議論の枠組みが示され、場合によっては用語が定義され、また、主旨や主題が提示されることもよくあります。
地球の形成と鉱物の同定に関するパッセージd、第一パラグラフの最終センテンスに下線が引いてあるのに気付いたでしょう。
ここにTOEFLのリーディングパッセージで最も大切なセンテンスが書かれている傾向があります。
必ずそうであるというわけではありませんが、大体の場合、一番重要なセンテンスはそこにあります。
このセンテンスがその後に続く議論の主な焦点や方向性を示すことが多く、その議論の厚生を示唆している場合もあります。
TOEFLのリーディングパッセージで戦略的に読まなければいけないセンテンスが二つあるとすれば、
それは、導入パラグラフの第一センテンス最終センテンスです。
極論を言うと、第一パラグラフをすべて読むのではなく、その最初の数センテンスと最後のセンテンスだけ、
そして、第二パラグラフ以降の最初の分だけを読んで問題を解けるかもしれません。